5億で買われた女。





わたしは昨日話した部屋に
入るとソワァーにもたれ掛かり
わたしを待っていた。


「姫おはよお」

「はい」

「決まったか?」

「はい


わたしは

神代さんと結婚します」




「ふっ、そう言うとわかってた」


「ですがわたしは貴方を
好きにはなりませんから」

「なぜ?」

「貴方みたいな人大嫌いだから」

言ってやったよ!

精一杯の反抗!



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