真愛
「おはようございます」
俺の仕事はルート営業。
簡単に言えば、
契約取れば 後は楽なわけ。
なぜか成績はイイ俺。
もう今週は仕事しません
営業車に乗り込み
向かう先は連れの家。
そいつの名前は「じん」
本名は「あやか」
まあ、俗にいう「おなべ」
ってやつ。
じんはレズビアンで
21歳
前にバイトしてたホストクラブで仲良くなったわけ。
じんは今は無職。
なんでも、性転換?手術を受ける準備をしてるらしい
こいつは妹か弟かわかんねえけど
とりあえず気の許せる後輩ってかんじ
「おう、じん。朝から飲むなって」
玄関あけたら、
トイレの前で気持ち悪そうにうずくまる
じんの姿があった
「うるせー。二日酔いじゃぼけえ」
ショートカットの金髪
素っぴん
…素っ裸。
こいつは、
まだまだ女らしさが残ってるのに
自覚してないらしい
「じん、風呂はいったんか?なんかくせーぞww」
まあ臭くなんかなかったが、けなしてみた。
俺たちはいつもこんな感じ
「入ろうとしたんだろうがよ!サボりセールスマン死ね」
そう言いながら
じんは風呂場に向かった