お腹が空きました。
「…帰って来て、うちに紗耶がいた事に全く違和感がない。」
「…っっ、…っ」
「自分の空間にそこまで溶け込めた奴は牛野とお前ぐらいだ。」
「、ぁの…っ、口調と行動が一致してないんで、すっ、けど…っ!」
良いように翻弄されながら、紗耶は懸命に抗議する。
やわやわと器用に動き回る指先が、紗耶の身体を跳ねさせた。
それでもゆったりと喋る杉崎の攻撃は止まない。
「本当、…不思議だ。」
チャプチャプと水面が波打ち、紗耶は断続的に続く刺激に目の焦点が合わなくなってくる。
もう耐えられなくなってきて、無理やりくるりと身体をよじり、杉崎の太い首にすがりつくように細い腕を回した。
杉崎は紗耶の胸に舌を這わせながら柔らかい腰に大きな両手を固定する。
「…っ、お前ってなんでこんなに柔らかいんだろうな。」
「っ、っそれって脂肪がって言う意味ですか…っ、!」
眉を快感で潜めながら紗耶は懸命に声を絞り出した。
「いや、だから特にお前太くも細くもないって。…ただもうちょっとここにも付いて欲しいな。」
そういって杉崎は意地悪くニヤリと笑い胸部の先端に軽く歯を立てる。
ビクッと震える紗耶に、杉崎は更に舌舐めずりをした。