見えない、闇の果て【短編】
「うっ…。真希、最近
どうしたの…?」
「さ、さすがにやりすぎ
じゃない…?」
…かばってくれるのかな…。
紗織と志保のこの言葉に
すごく、救われた気がした。
…でも。
「えぇ~?そ~お~?
いつもど~りじゃ~ん」
やっぱり、楽しそうに言う。
「どわあっ!!」
直後に、お腹を蹴られた。
<真希>は、
ロボットみたいに
思いっきり、いや、
普通じゃない強さで
暴力を振るってきた。