恋……スル?-菅野 聡 編-
「…なに?
そんなに俺で遊びたかったの?」



「へ、へぇぇっ!?」



ナント!
私の腕を掴んだまま、聡はニタリと妖しい笑みを見せた。


て言うか、俺!?



えっ?
えっ?

あれ?


何か、いつもと違いませんー?




「そこまで言うんなら、俺ももう、我慢しないよ?」



「え ガマン!?
ちょっ、聡!……………くん?
……ぁ」



掴まれた腕を聡に引っ張られて、今度は私がバランスを崩した。


そしてそのまま背中をベッドに沈めると、すっかり仰向けになっていた。



「じゃあお望み通り、もう少しここで過ごそうか。
…ね、心晴?」



「………………っ!?」



これは…
何か変なスイッチ入っちゃってるーーーー!!



…はっ!
もしやこのメガネ!?



メガネを外した聡は、あのいつもの感情の薄い表情とは全く違っていて、私を見るその瞳には熱くギラギラしたものを感じる。




同じ顔同じ髪型なのに、何か草食って感じじゃなくなっている。


これはむしろ………


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