恋……スル?-菅野 聡 編-
そういえば…聡は何の仕事してる人だっけ。
私と聡が最初に出会ったのは、県立の図書館だった。
何のスランプか、新しいデザインに行き詰まってしまった私が気分転換に行った図書館で、初めて聡を見かけたのだ。
それはもう…モロ好み!
長い前髪で隠れる横顔から覗く、そのメガネ姿。
更にページを捲る時にサラリと流れる前髪を手でかき上げる時の仕草にはキュンとしてしまい、気分転換に来た筈なのにそのまま彼の鑑賞会にとなってしまっていたという。
それから勇気を出して話しかけ、どうやら昼間にちょくちょく来ていると知ってからは、休みの日だけじゃない昼休みの時間さえも利用して会いに行ったりした。
そして…
――「今度、食事でも一緒にしませんかっ?」
――「うん、そうだね」
あっさりとデートの約束まで取り付けちゃったりもしたのだ。
私と聡が最初に出会ったのは、県立の図書館だった。
何のスランプか、新しいデザインに行き詰まってしまった私が気分転換に行った図書館で、初めて聡を見かけたのだ。
それはもう…モロ好み!
長い前髪で隠れる横顔から覗く、そのメガネ姿。
更にページを捲る時にサラリと流れる前髪を手でかき上げる時の仕草にはキュンとしてしまい、気分転換に来た筈なのにそのまま彼の鑑賞会にとなってしまっていたという。
それから勇気を出して話しかけ、どうやら昼間にちょくちょく来ていると知ってからは、休みの日だけじゃない昼休みの時間さえも利用して会いに行ったりした。
そして…
――「今度、食事でも一緒にしませんかっ?」
――「うん、そうだね」
あっさりとデートの約束まで取り付けちゃったりもしたのだ。