恋……スル?-菅野 聡 編-
「寝坊しなくても、来てほしいんだ。
明日だけじゃない、あさっても、その次も、ずっとずっと毎日…」



「………え…?」



…お店の呼び込みにしては、ちょっと変だ。


そして、私を見つめる朝陽くんの顔も…いつもの癒し系スマイルと違う気がする…。




「ずっと、心晴ちゃんのモーニングコーヒーは僕が入れてあげたいんだ。
いくつになっても、毎日、ずっと…」



「朝陽くん…それって…」



かわいい癒し系ワンコだと思っていた朝陽くんの顔が、いつも見せないような真剣な眼差しのせいでスゴく印象が違って見えた。


彼だって、1人の男。


つまり、そういう意味って事…?



「私………」










彼なら、枯れた私の心を癒やしてくれる…?


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