恋……スル?-菅野 聡 編-
「連絡はいつも君からだった。
だからまた君から声がかかると思って、それでずっと、待っていた」
「……………………っ」
ふるふると身体の奥から寒さとは違う震えがきて、目からは、はらはらと熱い涙が頬を伝ってきた。
嬉し涙なんかじゃない。
これは、悔し涙だ。
「…バカっ
だからって、1年も待つ奴がいるかぁ!」
「ごめん…」
「ごめんじゃない!
バカ!バカ聡!」
「…ごめん」
「もぉっ!」
涙は止め処なく溢れ、いい加減たまらなくなった私は聡の身体にギュッと抱き付いた。
「…私だって、ずっと…!
でもケータイ壊れちゃって、連絡先わかんなくなっちゃって…っ!
も…ずっと会えないままになっちゃうかと思っ…!」
聡の胸の中で私は思い切り泣いて、思い切り1年分の愚痴を吐いた。
声は震え、顔は涙で汚れ、もうめちゃくちゃ。
だけど………………
…だけど、よかった…!
「…ごめん、ごめんね。
でも…………お帰り」
だからまた君から声がかかると思って、それでずっと、待っていた」
「……………………っ」
ふるふると身体の奥から寒さとは違う震えがきて、目からは、はらはらと熱い涙が頬を伝ってきた。
嬉し涙なんかじゃない。
これは、悔し涙だ。
「…バカっ
だからって、1年も待つ奴がいるかぁ!」
「ごめん…」
「ごめんじゃない!
バカ!バカ聡!」
「…ごめん」
「もぉっ!」
涙は止め処なく溢れ、いい加減たまらなくなった私は聡の身体にギュッと抱き付いた。
「…私だって、ずっと…!
でもケータイ壊れちゃって、連絡先わかんなくなっちゃって…っ!
も…ずっと会えないままになっちゃうかと思っ…!」
聡の胸の中で私は思い切り泣いて、思い切り1年分の愚痴を吐いた。
声は震え、顔は涙で汚れ、もうめちゃくちゃ。
だけど………………
…だけど、よかった…!
「…ごめん、ごめんね。
でも…………お帰り」