知らない闇と、骸


ラテを立たせ、退かしてから、暗闇を睨む。



右手を恐る恐る暗闇に押し込み、手探りで電気スイッチを探す。
ジロが背後で、大丈夫だ、とでも言うように立ってくれたのが判った。
指先に触れた、ボタンを押す。



嗚呼、どうして。














・・・お父様。


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