知らない闇と、骸
記憶みたいな物もいいなって事で、肆
『アレン。』
そう、呼ばれた気がした。
零れ落ちる涙を止められない。
足元には、大小色形様々な宝石たちが溢れていた。
「ぉと、う・・・さ、ま?」
問いかけた答えは返ってくることはないのだと、知ってしまった。
それから、医者が来て何か言ってた。他にも沢山の人が来ていて、その様子を、ただ呆然と見ていることしか、出来なかった。