†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「はぁ……んんっ…」
ゆったりとした律動に、頭がおかしくなりそうな快楽に襲われる。
それに……このシチュエーションもなんだかエロい。
玄関先で、立ったままで……。
「樹里、可愛い」
「やぁっ……可愛くなんか、ないっ…」
恥ずかしくて、顔を背ける。
「樹里…俺を見ろ」
「ん……、」
動きを止めた彼に、もどかしさが生まれる。
「ほら、早く」
「やっ……いじ、わる…」
不適な笑みを浮かべる彼に、また恥ずかしさが増す。
やだ…。
あたしばっかり、こんな……。