†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

「んっ……好、き…廉…」




「俺も好きだ、樹里」




廉はあたしの腰を優しく撫でながら、そう答えてくれた。




「あ…っ……もう、ダメ…」




「いい。そのまま……」




彼の優しい囁きに、胸が苦しくなる。




お願い、もっとして……。




壊されたいの……。




「あぁっ……」




彼が一番感じる所を突いた時、あたしは必死で彼にしがみついて果ててしまった。



< 113 / 179 >

この作品をシェア

pagetop