†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

「ったく…煽るなよ……」




「あ……っ」




更に奥深くに沈めてくる彼。




でも、それと同時に彼に対する“好き”が増していく……。




「ん……れ、ん…」




「樹里……」




段々激しくなる動きに、髪を振り乱し、甘い声を上げて彼にしがみつく。




「ぁっ……」




ぎゅっと抱き締め合い、絶頂を迎える。




この人が、好き。




どうしても…美智瑠さんに渡したくない……。
















「ん……」




体に感じる、温かい人肌。




前を見ると、廉があたしを抱き締めたまま眠っていた。




ずっと…抱き締めててくれたんだ。




あたしは彼の鍛えられた筋肉質な腕に、そっと頭を預けた。