†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「あ…っ」
ご飯を食べた後、廉はすぐにあたしを抱き締めて、ソファに押し倒した。
さっきよりも優しく、でも激しい行為に意識が遠くなる。
「樹里、愛してる…」
「ん…」
熱い吐息を吐きながら、あたしの唇を貪るように塞ぐ彼。
熱い。
「れ、ん…もっと……」
汗ばんだむき出しの肌がもっと彼の体温を求めている。
「煽るなよ…」
グッと眉を寄せて、快楽に耐える彼に、あたしも感じてしまう。
「こうして繋がってると…もうお前しか見えなくなるな…」
「……っ…あたし、も…」
廉の筋肉質な体を見ていると、恥ずかしくなって直視できない。
「やっ…廉…」
グッと腰が深く埋められて、さっきよりも深く繋がる。
「ダ、メ…今したら、すぐ……」
「いいよ。一回イッておけ」
廉はそう言って、あたしの一番感じる場所を突いた。