†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「別に……黙ってるつもりはなかったよ。ただ…宮崎は俺に対して責任感を感じすぎてる。俺は……宮崎のせいで、こんなことになったなんて思ってもないのに……」
「岡田……」
岡田は苦しそうに息を吐くと、俺の方を振り向いた。
「宮崎には……雨宮から言っておいてよ。俺からは言えそうにない」
「………」
「じゃあな」
岡田は静かに更衣室を出ていった。
樹里に、岡田。
色々ありすぎて、頭が回らない。