†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「なんだ?今、岡田を送ったばっかなのに……もうこんなに感じてるのか?」
「やっ、ダメ。廉…」
「ダメじゃないだろ」
「んっ……」
いきなりキスをされて、戸惑うあたし。
今はオフィスには誰もいないけど…
誰か来たら、マズいよ……!
「廉、ほんとにやめ…」
「やめてもいいのか?」
至近距離で囁かれて、ぴくんと肩が上がる。
廉の体が熱い。
あたしを抱く時みたいに……熱い。
「れ、ん…」
「樹里、愛してる」
そのままオフィスのソファの上に押し倒される。