†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「分かった。じゃあ仕事が終わったら、俺の家に行くぞ」
「えっ!?」
「なんだよ。お前、明日は非番だろ?」
確かに、明日は非番だけど……。
「廉は?非番なの? 」
「あぁ。ラッキーなことにな。」
そ、そうだったんだ……。
「朝までたっぷり愛してやるから、覚悟しろよ」
「なっ…////」
「今夜は樹里が“もう無理”って言っても続けるからな」
無茶なことを言う彼に、冷や汗が出てくる。
「なんだよ、我慢できないなら今から……」
「きゃーっ!いいからいいから!!」
あたしはそんなことを言い出す彼を必死になって止めた。
もう、廉ったら……。