†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「好きだ。愛してるんだ、樹里」
「れ、ん…」
「何があっても、他の男なんかに渡したくない……お前は俺だけのもんだ」
そう言って、あたしのこめかみに優しくキスをする彼。
そんな彼に、あたしはたまらず抱き着いた。
「好き、廉…」
「煽るなよ。ここでヤるぞ」
そんなわけないのに、意地悪なことを言う廉。
「ほら。さっさと飯食って、俺ん家でヤるぞ」
「もう、言わないで!」
二人で笑い合いながら、更衣室を出た。