†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

ロビーに出ると、真ん中の辺りで一組の男女がいた。




なんか……もめてるみたいだ。




「ねぇ、廉。あの二人って……」




「警護課のSPだな。スーツだし」




あぁ……SPの。




ってあれ?




あれって……。




「離してよ!もうアンタなんか知らないっ!」




「待てよ、朱里!話せば分かる!」




そこでもめていたのは、あたしが以前、お世話になっていたSPの先輩……




月島先輩と佐々倉先輩だった。




< 38 / 179 >

この作品をシェア

pagetop