†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「ん~~!れ、ん?」
「お前も食えるだけ食え。ただでさえそんな細っこいんだから」
廉はそう言って、困ったような顔をする。
廉は…いつもこうしてあたしのことを心配してくれる。
「細くても力はあるから!」
「ははっ!俺に比べればまだまだだ」
廉はピンッとデコピンしてきた。
って言っても、全然痛くないけど。
「よし、そろそろ着くぞ」
「うん、分かった」
廉の車は駅前に入り、定食屋に着いた。