†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

「……樹里」




「………」




「樹里!」




廉のあたしを呼ぶ声にハッとして、あたしは顔を上げた。




「ご、ごめん。何?」




「ったく、よそ見してんじゃねーよ。ダメだな……樹里にはお仕置きが必要みたいだな」




へっ?




あたしは彼の言葉の意味がよく分からなくて、目をパチパチさせる。




お、お仕置き?




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