†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「よし。さっさと片付けて飲み行くぞ」
「うんっ」
あたしは廉と一緒に残りの仕事を片付ける。
「雨宮、宮崎!それ終わったら帰っていいぞ。お疲れさん」
訓練場の扉が開き、そこから桐島隊長が顔を覗かせる。
「はい!お疲れ様です」
「お疲れ様です」
あたしと廉が挨拶を返すと、隊長は頷いて訓練場を出ていった。
「ん~……やっと終わったね!」
「あぁ。手伝ってくれてありがとな」
やっとの思いで残りの空薬莢を見つけ出し、仕事を終えたあたし達。
「よし、着替えてくるか。支度できたら署の前に待ち合わせな」
「うん、分かった。」
あたしは装備を外し、女子更衣室に向かった。