†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ

「なら良かった。でも念の為、病院には行ってもらうから。」




「はい」




あたし達は二人を連れ、外へ出た。




「雨宮、宮崎!」




二人を救急車で搬送すると、桐島隊長が美姫さんが二人でこちらに向かってきた。




「人質の搬送、完了しました」




廉が報告すると、桐島隊長が頷いた。




「あぁ。二人とも、よくやった。署に戻って解散しろ」




「「はい」」




あたしはヘルメットを取り、敬礼をした。




「樹里、行くぞ」




「うん」




今日の任務はちょっと感動することもあったなぁ…




なんて思ったりもした。



< 94 / 179 >

この作品をシェア

pagetop