†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「なら良かった。でも念の為、病院には行ってもらうから。」
「はい」
あたし達は二人を連れ、外へ出た。
「雨宮、宮崎!」
二人を救急車で搬送すると、桐島隊長が美姫さんが二人でこちらに向かってきた。
「人質の搬送、完了しました」
廉が報告すると、桐島隊長が頷いた。
「あぁ。二人とも、よくやった。署に戻って解散しろ」
「「はい」」
あたしはヘルメットを取り、敬礼をした。
「樹里、行くぞ」
「うん」
今日の任務はちょっと感動することもあったなぁ…
なんて思ったりもした。