わたしのピンクの錠剤
悪い予感
その日病院で得たものは不安と後悔と悪い予感。
そして、ピンクの小さな錠剤だった。
美智子先生は大丈夫の繰り返しで、何も言うつもりはないらしく、わたしも気がかりは遙かに男の事の方が大きかった。
まだ、給食に間に合う時間だったけど、誘われるがままに先生の自宅でお昼をご馳走になった。
先生は何か用事があるらしく、わたしは昼からの授業に間に合うようにと一人で学校に行くことにした。
先生の部屋を出て、長い通路を通り、階段にさしかかったところで、突然男が現れた。