わたしのピンクの錠剤

  親父は、どこ?


状況がわかってくると、わたしは親父がいないのが気になった。

記憶のない間に、また変なことを言っちゃったの?


  怒って出て行ったんだ。


もう、戻ってこないような気がした。

時間だけが静かに過ぎていった。



わたしは身体がだるく、いつの間にか、また眠っていた。


 
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