淫らな眠りへの誘い
「じゃあマネージャーすればいいじゃない・・サッカー部の」
「えっ・・マネージャー?」
「それ・・いいね、マネージャー」
勝手に母親同士盛り上がってるけど中学の部にマネージャーなんているの?
「美桜、やりなよ。マネージャー」
「だめだよ。出来ないよ。それより中学の部にマネージャーなんていないよ」
思いっきり首を横に振る。
「大地・・マネージャーってないの?」
「さあ?やりたいならやればいいんじゃないの」
「もうこの子は・・美桜ちゃんやりなよ。一緒に行けるじゃない大地と・・」
「別に私・・一緒に行きたいわけじゃ」
なんか私が好きで大地くんと一緒にいたいみたいに聞こえるから少し反抗してみたらすごく睨まれた・・大地くんに・・どうして?好かれたって困るでしょ
「大地も先生に言っといてよ・・そうすれば美桜ちゃんと一緒に行けるし」
「お、俺だって一緒に行きたいわけじゃないんだけど・・」
「そうなの?でも男の子は女の子を守ってあげなきゃね、大地」
「分かったよ・・言っとくよ」
結局中学の部活にマネージャーはいらないということで私はマネージャーをしなくて済んだ。
でも大地くんが私と時間が合う時は一緒に帰ったり、守ったりしてくれることになった。
それは大地くんが望んだことではなく私たちの母親が勝手に決めたこと・・
大地くんは優しいから断れず引き受けたこと・・
・・・・ケッシテ、ワタシヲ、スキナワケデハナイ・・・・・