淫らな眠りへの誘い
それから私は家にいても戸締まりをするようになった。

ちょっとでも家から出るときは庭でもちゃんと服を着るようにした。

また迷惑をかけて大ちゃんに嫌われたくない…

それからも何回か後をつけられたりした…

そんな事が度重なって・・
なんとなく危険なことが分かるようになった。
つけられている・・そう気付くと走って帰ったりした…
大ちゃんにはないしょ・・

私と大ちゃんは中学3年になった…
大ちゃんは勉強もスポーツも出来た…
告白されても断り続けていた・…
大ちゃんは好きな子いないのかな?

良かった大ちゃんが誰とも付き合わなくて…
大ちゃんが私となんて思わないけど、誰かとなんて耐えられない…

ずっとそばにいてほしい…
大ちゃんは私の事…どう思っているんだろう…
きっと妹みたいにしか思ってないんだろうな…
それでも一緒にいたい私は大ちゃんと同じ高校に行きたかった…
それは文武両道の高校…
頑張れば私も行ける…ここから3駅離れた所にある進学校…

苦手な数学も大ちゃんに教えてもらいながら頑張った。
一生懸命教えてくれる大ちゃん・・
一緒に行こうと言ってくれて嬉しくて頑張った。

そして私はこの年・・
不思議な出会いをした
忘れられない出会い・・

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