淫らな眠りへの誘い
美桜はしばらくマネージャーを続けた。

女は相変わらずまとわりつきベタベタしだす。

悲しそうに見る美桜・・

あれ以来美桜を送るのは田中になった。
一週間ぐらいしてからだろうか・・美桜は部活にこなかった。
田中が俺に言ってきた。
「篠崎さん・・部活辞めるから・・
篠崎さんお前に迷惑だって言われたのがショックだったみたい・・
俺がやめたほうがいいと言っといた。」

「俺は迷惑だって言ったわけじゃ・・」

「麗華先輩が彼女に言うのをかばいもしなければ否定もしなかった・・
それは肯定と一緒だよ・・大地・・」
強い口調で言われた。穏やかな田中には珍しい・・

「美桜と付き合うのか?」

「何をいってるの?大地・・
俺は傷ついた彼女に取り入ろうと思わないよ・・
お前も早く手を切ったほうがいい・・手遅れにならないうちに・・
お前たち・・みんなに見られてる・・
校舎の影でいつもやってるだろう?
どうしてあんなのと・・
そんなにやらせてくれる女が良かったの?
お前には篠崎さんがいたのに・・
お似合いの二人だと思っていたのに・・
俺には分からん
・・・病気と妊娠には気をつけろ・・
他の男たちともやってるから・・」



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