淫らな眠りへの誘い
そうして放課後・・
「美桜・・帰るよ・・」
「えっ」
「えって・・あんたまた痴漢にあいたいの?あんたにはナイトが必要・・」
「でも・・迷惑じゃないの?」
「迷惑?全然・・おいしいお弁当くれたし・・
これから登下校一緒にするからね・・」
「一緒って」
「これ・・決定だからね・・さあ帰ろう・・おいで美桜」
妖艶に微笑む・・心臓に悪い・・

廊下の刺すような視線を何もきにしないかのような彼・・

人見知りがひどい私・・特に男の子は・・
でも彼とは普通に話せる・・
初めて会ったのに・・前から知っているような気すらする
彼の気さくな性格のせいだろうか?
こんなにイケメンなのに・・
大ちゃんのようにドキドキしない・・不思議・・

そうして私たちは登下校・・お昼そして夕飯まで一緒にすることになった。
彼は友達?

そんな対等なものではなく
保護者のような私を守りに来たようなそんな気がする男の子だった。

大ちゃんがいなくなった寂しさを彼と青が埋めてくれたような気がする

寂しさの穴は完全には埋めることは出来なかった。
いつになったらこの心にあいた穴は埋まるの?
それは時間がたてば埋まるもの?
ほかに好きな人ができればいいの?
私に好きな人ができる?


分からない・・分からない・・
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