淫らな眠りへの誘い
この前の雨の日

俺は風呂に入りベッドに横になっていた。
女の匂いが嫌で窓を開けたまま
もう時間は1時過ぎ・・
眠れない・・

「にゃ~」
窓のところで青がいた
「なんだ青か?どうした?」
と俺が言うと俺の方を向きながら来いというように窓から道路に降りた。
俺は青を追って道路に出た。

青は美桜の家の前でいた。俺を待っているかのように・・
青の為に作った猫用の入口から中へ入って行く
そこから俺は入れないんだけどと思っていたら
勝手口の戸がカチャカチャと音がした
家の中からニャーとまた泣く声がした
まさか…
ノブを回したら開いた。
青はまた付いてこいと言うように
歩き出した。

不法侵入なんだけど立派な…
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