淫らな眠りへの誘い
俺はもう限界だった・・

もう3ヶ月もこの女と付き合っている・・
女の脅迫で美桜も遠ざけた・・

触れ合う機会は雨の日の禁じられた行為だけ・・

女はさっきから甘えた声でキスをせがんでくる
俺の唯一の汚れてない場所である舌まで汚そうとするのか・・

俺は女に怒鳴った
「もう・・いい加減にしてくれ・・どこまで俺を汚せば気が済むんだ
そんなにキスして欲しいならほかの男のところへいけよ
お前にお似合いの汚れた男のところへな・・」

「よくそんなことが言えるわね・・あの子がどうなってもいいの?
私の知り合いのヤクザに犯させるわよ・・」

「そんなことしたら・・俺はお前を殺すよ・・
もう失うものなんてないんだ・・美桜の横にはほかの男がいるからな
俺はお前を殺すことでしか守ってあげれなくなってしまった・・
お前のせいで・・」

「あの子がどうなってもいいのね・・」

「出てけよ・・俺の前にもう現れるな・・」

女はカバンからナイフを出し手に持った。

「あの子の顔を傷つけてやる・・後悔してもしらないよ」
そう言い捨てて女は部屋を走って出て行った。
「待て~」
俺は行為のためにズボンを脱いでいた・・
女を追いかけるのが遅れた・・
美桜があぶない・・

女はスーパーから出てきた美桜に向かってナイフを向けていた。
俺が到着するより先に美桜をかばうように前に立った男
回し蹴りで女の手のナイフを飛ばし、その足を女の顔の前に止めた
「女でよかったね・・男だったら今頃鼻が潰れてるよ」
低い声で女に言った。
女はヘネヘナと座り込んだ・・
武道も出来るのか?俺は全てにおいて完敗・・
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