淫らな眠りへの誘い
女は誰かが通報したために来たパトカーに乗って連れて行かれた。

添島が警察と何かを話している。

事情を説明しているのだろう・・

美桜に何も無くて良かった。

俺は美桜に何もしてあげれなくなった・・

自分を犠牲にすることも・・

美桜が俺に気がついた・・

怖かったんだろう涙を流しながらこちらの方にきた・・

ゴメンな・・美桜・・そう口パクで言って家に帰った・・

後ろは振り返らなかった。
きっと添島が美桜を慰めているだろうから・・

女はこの事件で学校を退学した。

薬にも手を出していたらしい・・
快楽のために・・
俺も危なかった・・もう少し付き合っていたら・・
と思うと恐ろしくなる

添島が女のことをリークしたのかもしれない
薬とか聞こえたような気がした。

俺があの女と付き合ってたことは知られていたため
尿検査だけされた・・結果は白・・
学校からも処分されなかった
俺は女から解放された・・


3ヶ月も女と毎日のようにやっていた俺・・

またもとの生活に戻れるのだろうか?

美桜には添島がいる…もう戻れない
美桜がいない寂しさを紛らわせるようにまた誘ってくる女を抱いていた。

誰を抱いても埋めれるわけないのに・・

女たちを触れた場所が溶けて腐っていくようだ・・

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