淫らな眠りへの誘い
たった数ヶ月の恋だった。

数ヵ月後、母は私を産んだ。


でも母にとっては本気の恋・・たぶん私の父になる人にとっても・・
そう信じたい・・

私を産んだ母は生活費を稼ぐために週末だけまたキャバクラで働くようになった。

平日は私の育児とおばあちゃんの看病・・

苦労して大検をとって

私が保育園に入れて、服飾の専門学校に入った。

2年学校に行き都内のメーカーに就職した。

一年前のおばあちゃんの子宮がんの手術費用を親戚に借りてたから

返済のためと、より良い職場を求めて都内に就職した。

おばあちゃんは手術が成功して退院していた。

ここは都内には電車で1時間半ぐらいのところ通勤圏内だが忙しい母は

帰れない日も増え、平日は都内に暮らし、仕事がお休みの時、家に帰ってきた。


仕事が忙しくなって帰れない日々が続いた。


現在では一ヶ月に一度帰っってくるかどうかという感じだ


母は16才でキャバ嬢だった時に妊娠した。シングルマザーで私を産んだ

それは事実・・人によってはそれをふしだらという人もいる。

それが母にとっては本気の恋であっても・・

私はふしだらで男好きな女の子供・・その子もきっと男好きになる

大人たちはそう噂をし、その悪意はその子供たちに伝染し、私は残酷な子供たちのからかいの対象となった。


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