イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
慌てまくってると、藤くんがブッと吹きだした。



「ウソウソ。お前の場合、なーんも考えてないっぽいし」



「なっ、なにそれ!考えてるってば」



「目開けたまま寝てそ~。たまたま前に俺がいただけ、だろ?」



完全に、バカにされてる……。



「なんでよっ、そんなんじゃないし!あたしはただ見てただけっていうか。

藤くんって、キレイな顔してるな……とか、そんなこと思ったけど……」



うわ、しまった。



こーいうこと言って、誤解されたら困る。



思わず黙りこんだあたしを見て、藤くんはフッと笑った。



てっきりムッとされるかと思ったのに、かなり意外な反応で、あたしも少し驚いた。

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