イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「あとは、葉月ちゃんが彼女になってくれたら、俺の人生は完璧になるのに」


「よく言うよ~。葉月を口説く前に、あそこにいるギャルをどうにかしなさい?」


凛が教室の外を指差す。


そこにはタクトくんを見に来た、他のクラスのギャルが数人いた。


「ん~、モテるってツラい。俺は葉月ちゃんに一途だから。誤解しないでね」


タクトくんはあたしに軽く手を振ると、教室の外へと出ていった。



「あ~、早く夏休みになってほしい!夏合宿楽しみぃ~。

久々に騒いじゃおーっと」


「よかったね、凛。楽しい夏合宿になるといいね」


あたしが凛に笑いかけると、



大きく伸びをしていた凛が、あたしの机の上に軽く両手をついた。


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