イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「バ~カ。立てねーんだったら、座れる時間にバスに乗れよ」



「だってぇ……寝坊したんだもん……」



「俺も。眠いよな……」



藤くんはあたしを支えてくれたことには触れず、話題をそのまま変えてしまった。



いつもこうなんだよね。



藤くんといると、なんだかホッとする。



白丸先輩といると、そのまま怒られたり不機嫌になられたりで、いちいちあたしは冷や冷やしてるかもしれない。








「……藤くん、その手……なに?」



見れば藤くんは、あたしの制服の肩のところをギュッと掴んでる。



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