イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
困惑したまま教室に戻ると、いつものように凛とタクトくんが藤くんの席を囲んで、楽しそうに話していた。



あたし……藤くんがどうのっていうより、あの中にいると安心する。



それは、白丸先輩といるときよりも。



3人のいる場所に近寄ると、凛が笑顔で迎えてくれた。



「葉月~、どこ行ってたの? あれっ……なにかあった?」



凛が、あたしの浮かない顔に気付いて、いち早くそう聞いてきた。



「ううん……」



「あれっ、そのネックレス! さっきしてたっけ?」



「あっ……」







白丸先輩にネックレスをもらったことさえ、忘れてた。



あたしがネックレスに手をかけると、タクトくんがフフッと笑う。





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