イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「それってさー、もう……白丸先輩に気持ちがないんじゃない?」



「え……そうなのかな……」



多くを言わなくても、バッサリ斬ってきた凛の言葉に、あたしはハッとする。










「始まりだって、葉月の一目ボレからだったし~。一目ボレなんて、あたし一週間しかもたないから! もう、別れちゃえ!」



ケタケタ笑う凛の頭を、藤くんがバコッと教科書で叩いてる。




「藤っ、なにすんのよー!!」



凛が反撃に出ると、藤くんは席から立ちあがった。



「凛は極端なんだよ。葉月は優柔不断だから、最悪お前の言葉を鵜呑みにして、すぐ別れるかもしんねーだろ……」



「いいじゃーん、別れちゃえば」



「だからお前は極端なんだよ」



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