イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「ありがとう」



……って言おうとしたら、また目をそらされて、



ギャルがずっと藤くんに話しかけていたこともあって、



あたしはお礼を言いそびれてしまった。








学園前に到着すると、一気にバスから人が降りていった。



人混みをかきわけ、あたしは藤くんを捜す。



背も高かったし、薄茶色の髪と着崩した制服を目印に、あたしは走った。






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