イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「葉月ぃ~!」


「キャーッ!」


突然後ろから抱きついてきたのは、声の感じからして翔くんだ。


あたしは反射的に叫んでしまった……。


改札前に集まっていた生徒が、何事かとあたしたちを見ている。


うわぁ……しまった。


「そんな喜ぶなよー、かわいいヤツ!」


翔くんは更にギュッてしてくる。







「喜んでないってば!なんで、そーなるの?」


「ハハッ。あのさ、今日の遠足のラストにキャンプファイヤーするの知ってる?」


「知ってるよ」


「じゃ、空けといて」

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