イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「すいません……コイツが迷惑かけたみたいで」


藤くんが、あたしがぶつかった人に頭を下げると、その人は軽くニラんだだけで、すぐに立つ場所を変えた。


そして、あたしのとなりに藤くんが立ち、しゃがんだあたしの体を引きあげてくれる。


「藤く~ん、ありがとう!」


あたしが飛びつくと、ウンザリした顔をされた。


「お前なー……」


「あー、もぉ怒らないでっ?」


「怒ってねーから。ムカついてんだよ」







えっ、それって同じことじゃないの!?


思わずあたしが笑うと、藤くんにグッと腕を引っ張られた。







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