恋愛自動販売機【短編】

さかのぼること20分前。



「きゃーっ」




有ろうことか、
私は今持っている全財産の5百円玉を財布から落としてしまった。



しかも、
5百円玉はコロコロ転がっていき、たまたま近くの自動販売機の下に入ってしまったのだ。



さ、最悪~。



回りはかなりの人が歩いている。



ここで自動販売機の下に手を伸ばしたら、完全に変な人だ。



てゆーか知り合いに見られたらヤバイ。



でも5百円の損失は大きい。



恥かお金か・・・・・・・。



私はゴクンッと唾を飲み込んだ。



そして辺りを見回した。




< 2 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop