恋愛自動販売機【短編】
「えっと・・・・・・」
どうしよう。
お金拾ってますなんて恥ずかしくていえないよ。
「まさか・・・・・・・・金落としたとか・・・・・?」
ゔっ。
私はその言葉に真っ赤になりながらゆっくり頷いた。
「ふ~ん」
私を見下ろしながら考える彼に恥ずかしくなり体が動かなくなる。
恥ずかしすぎる!!
視線が痛い!!
「とってやるよ」
「へ?」
そう言って、彼は私のいた場所に伏せ、自動販売機の下に手を伸ばし始めた。