アフターストーリー~春河家のドタバタな日常~

まず、緑涼が店で服を見ている横で、男性陣全員、服を見はじめる。椿は、みんなに呼ばれ続けるので少しヘロヘロになっていた。

次に、火燐お目当ての店はアロマ用品の専門店だった。火燐は店の中に入るなり、お香を探し始める。椿もお香やろうそく、アロマオイルを見ていく。


「これ、すごい!海の匂いだって!」


蓮流はその香りを確認すると「これ買おっかな・・・。」と手にとり、悩み始める。


「へ~、コーヒーとかお茶とかある!」
「こんな香りもあるんだべな・・・。」


緑涼と禮漸は、不思議そうにそのお香を見つめていた。

次は、蓮流お目当ての店。そこは、お風呂用品の専門店。蓮流は真っ先にバスタオルを見に行っていた。
蓮流は、バスタオルの肌ざわりや大きさをチェックして何枚もかごへ入れていく。それ以外にもタオルや石鹸なんかも入れていく。その時・・・


「あれ・・・こんなの入れたっけ?」


かごの中央にちょこんとアヒルのおもちゃ・・・蓮流に入れた記憶がなかった。
次に別の商品を入れようとかごを見ると、アヒルのおもちゃの横にかえるのおもちゃ・・・


「うん?何これ?」


とにかく、かごに入れた記憶のない商品が増える。その時、商品近くに置かれていた鏡にあるものが映った。
蓮流は、その場所にそろりそろりと近づいて・・・



「火燐・・・さん・・・(怒)」
「ごめん・・・(泣)」



その場所には、商品棚に隠れるようにしゃがむ火燐がいた。

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