アフターストーリー~春河家のドタバタな日常~
「お前、虫で驚きすぎ(笑)」
風燕は、呆れたような口調で椿に話す。
「だ・・・だって・・・(泣)」
「さ、とにかく続き続き!日が暮れるべ!」
泣きそうになった椿の背中をぽんぽん叩きながら、緑涼が大きい声でみんなに声をかける。
作業再開。再び部屋の中が灰色に染まっていく。
数時間後
埃を掃きだし、拭いてきれいになった倉庫に荷物を入れていく・・・。
そんなときだった・・・。
「これ、使えそうじゃね?」
風燕は、壊れかけた木の枠を指差しながらそういう。
「なんに使うべや?」
「あぁ・・・棚とか。」
「棚か・・・よし、これだけちょっと出しとくべか。」
緑涼はそういうと、木枠を倉庫の壁に立てかけて再び倉庫の中に戻っていく。