アフターストーリー～春河家のドタバタな日常～

赤緑色の川は、ただ無機質に流れていくだけで椿に癒そうとも助けようともしない。

この空間からの脱出は、椿自身の力脱出するしかないのだ。

どれくらい歩いたのかわからない。

ただひたすら歩き続けて、やっと源流にたどり着く。そこには赤緑色が光に照らされ透き通り、鮮やかに輝く湖が広がっていた。椿がその湖を覗き込むと、透き通る水とは対照的なほの暗い色が広がっていた・・・。

椿が、立ち上がろうとした時、左足をぐにゅっとひねってしまう。その弾みで湖の中に入ってしまった・・・。