【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






「悪くはないんですけど…




 なんか、いつも無愛想だから」







 奏太さんは首を傾げた。





 自覚、なかったんだね…。







「…花蓮、このゴタゴタにケリが着くまで




 ここを離れてほしい」






 え!?





 私は驚いて





 声を失った。





「こ、ここを…!?」





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