【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







 私は頷いた。







「わかった」






 奏太さんは、小さく微笑んだ。








「私、奏太さんのこと信じて





 待ってるから」








 私は奏太さんにつけてもらった指輪を





 そっと撫でた。







「約束だよ」





「あぁ…」








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