【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







「どこなんですか?」





「耳悪いな、花蓮。




 小林組だって言ってんだろ」





「そうじゃなくって!




 小林組はどこにあるんですか!?」





「地元」







 奏太さんが、またしても





 常識だ、みたいに言う。





 それ、絶対に常識じゃないですから!





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