【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐





「だって、私には家が別にあるんですよ?」




「…迎えに行くのに不便だし、




 小林組なら連絡取りやすいからな。




 お前の近況もわかる」






 奏太さんは言ってから、




 屋敷に戻って行った。







「…私の、近況…」





 なんだか、そこまで心配してもらえて



 気にかけてもらえて




 すごく、嬉しかった。












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